2017-4-2(2017-4-11更新)

失敗はだれのせい?スポーツ選手のコメントからわかったこと

もしも失敗をしてしまったら、それは何が原因だと考えるでしょうか。自分のせい?それとも人のせい?失敗したときと成功したときとでは、結果のとらえかたに違いがあるようです。

スポーツ選手のコメントを分析すると人の本来の姿が見えてきます。

「失敗したのは。。。」

失敗は自分のせい?!それとも

1980年、LauとRussellは人が成功や失敗をどのように考える傾向にあるのか調べるために次のよな調査を行いました。

秋の新聞の中に掲載されているメジャースポーツの選手やコーチのコメントを集めてどんなことが話題にされているのか分析したのです。

彼らが勝ち負けについてコメントをする場合そこには一つの傾向が見られました。

その結果を見る前に、あなたなら成功したときと失敗をしたときではそれをどう考えるでしょうか。

次の4つの中から一つを選んで見て下さい。

  1. 成功も失敗も自分にある
  2. 成功は自分にあるが失敗は他人にある
  3. 成功は他人にあるが失敗は自分にある
  4. 成功も失敗も他人にある

如何でしょうか。

では、コメントの分析結果を見てみましょう。

勝ち組の場合、自分たちの実力や努力によってその結果になったと考えた人の確率は75%で、相手が弱かったので自分たちが勝てた(外的要素)と考えた人の確率は25%でした。

つまり、人は成功したことなら自分の力(内的要素)と考える傾向が強いのです。

ところが負け組の場合、その選手とコーチが自分たちの努力や実力に問題があった(内的要素)と考えた人の確率は55%で、残りの45%は相手が強すぎるまたは相手には運があったなど外的要素からその結果になったと考えたのです。

つまり人は、失敗したことなら他人に責任があると考える傾向が強いのです。

参考文献:https://www.researchgate.net/publication/232567890_Attributions_in_the_Sports_Pages

「なるほど!」と思ったのは私だけではないはずです。

あなたはどのタイプにあてはまっているでしょう。

「成功は自分にあるが失敗は他人にある」と考える傾向は多かれ少なかれ、大部分の人に当てはまると言われていて、この現象はセルフサービングバイアスと呼ばれています。

人がこの傾向にあるのは誰かの責任にしてしまうほうがはるかに楽だからではないでしょうか。

考え方のヒント

それからもしも、タイプ3と4に当てはまってしまうなら要注意です。タイプ3と4はうつになりやすい考え方にもなるからです。

たとえば「成功は他人にあるが失敗は自分にある」と極端に考えるならば、成功しても自分の価値を認めることが出来なくなります。

成功は、運でもまぐれでも誰かの助けがあったからでもありません。

全てはあなたの実力なのです。

それから、失敗の責任を必要以上に強く受け止めるのは危険です。失敗を受け止めるのはもちろん大切なことですが、深く考えすぎると何も出来なくなり病気になることもあるからです。

また失敗しても見方を変えれば、それは大きなチャンスにもなるはずです。

だからもし、失敗したとしてもそこで立ち止まっていないで、どうすればそれを変えることができるのか探してみてはいかがでしょう。

また、4のように失敗も成功も他人次第ということになると自分の人生が誰かによって決まってしまうことになります。誰かが自分の人生を決めるなんてつまらないことではないでしょうか。

あなたの人生を決めるのは誰でもないあなたです。

そこで、成功も失敗も自分次第だと考えてみてはいかがでしょう。

うまくいったときは自分の力を認めればいいし、逆に失敗したときならそこから何かを学んで糧にすればいいはずです。

失敗しても学ぶことが多くなれば、うまくいくことが増えるのではないでしょうか。

自分でうつを治す方法