2016-2-28(2016-12-3更新)

うつ病の症状チェック【ベックのうつ病調査票BDI】

認知行動療法を利用すると、受け止め方や考え方が改善され不安や恐れ、憂うつ感、絶望感、不満、トラウマなどが解消できます。

「うつかな?」とおもったら、利用してみましょう。最近2~3日の気分から、病状を測定できます。BDIは広く使用されているうつの状態を測定する調査票の一つです。

一般的には、うつ病自己評価尺度【CESーD】がもっとも評価されていますが、BDIもある程度の有効性が認められているので、CES-Dと一緒に参考にしてみましょう。depression

BDIは、Beck Depression Inventoryのことで、ベックのうつ病調査票と言われています。

1993年にアメリカの精神科医のアーロン・ベックが作成しました。ベックは認知療法をうつ病や不安障害などの治療に初めて取り入れたひとです。

1996年には改訂版のベックのうつ病調査票Ⅱも発表されていて、こちらは過去2週間の症状から判断することができます。どうぞ合わせてご利用ください。

ベックは他にも、ベック絶望感尺度やベック不安尺度を作成していますが、今回はベックのうつ病調査票を利用してみましょう。

質問は全部で21問です。各質問を注意深く読んで、あなたの気持ちにもっとも当てはまるボタンをチェックしてください。初期設定はすべてのボタンの一番最初にチェックがされています。

それでは始めてみましょう。

  • 質問1
    憂うつですか?
  • 質問2
    将来について、悲観的ですか?
  • 質問3
    失敗しますか?
  • 質問4
    日常生活に満足していますか?
  • 質問5
    罪の意識を感じますか?
  • 質問6
    自分が罰をうけると思いますか?
  • 質問7
    自分に失望していますか?
  • 質問8
    他人とくらべて、自分が劣っているとおもいますか?
  • 質問9
    自殺を考えますか?
  • 質問10
    泣くことがありますか?
  • 質問11
    イライラしますか?
  • 質問12
    他人に関心がありますか?
  • 質問13
    決断力はありますか?
  • 質問14
    自分に魅力がないとおもいますか?
  • 質問15
    以前と同じように仕事ができますか?
  • 質問16
    眠れますか?
  • 質問17
    疲れをかんじますか?
  • 質問18
    食欲はありますか?
  • 質問19
    最近、体重が減りましたか?
  • 質問20
    自分の健康が心配ですか?
  • 質問21
    性欲はありますか?
自己診断する

いかがでしたか。

結果は断定的なものでは決してありませんが、17点以上なら専門家の治療をお薦めします。ダブルチェックが必要な方は、ベックのうつ病調査票ⅡもしくはCESーDをご利用ください。

現在うつの治療法のひとつに、認知行動療法という治療法があります。認知行動療法は認知療法から発展した治療法です。

この方法は、潜在意識の中にある考え方や受け止め方を変えて、不安、怒り、憂うつ感、絶望感、パニック障害、トラウマなどを改善します。

正しく治療すると、うつ病はかならず治る病気です。現状がいつまでも続くわけでは決してありません。憂うつ感や嫌な気分を感じたら、がまんなどしないで、考え方や環境を変えることに取り組んで下さい。

参考:Beck Depression Inventory
Depression Inventory(1978年版の検討とDepression とSelf-efficacyとの関連についての一考察

自分でうつを治す方法