2016-3-1(2016-11-27更新)

ストレス診断チェック 【トラウマから逃げられない】(PTSD)

PTSDは、心的外傷後ストレス障害のことですが、言葉のとおり心にできてしまった大きな傷がその後の人生に深く影響してしまうストレス障害のことをいいます。

地震や火事のような災害から、いじめ、虐待、DV、体罰、セクハラ、パワハラ、モラハラなど、生命が危険にさらされたり、人としての尊厳が損なわれるような出来事が原因になって起こる症状です。PTSD

心におおきな傷ができてしまうと、それが新たに繰り返される、つまりトラウマになるように感じてしまいませんか?確かに、心の傷を消し去るのはとても難しいことです。PTSDになると、自分に自覚がないままどんどん精神的に自分を追い詰めてしまうこともあります。

診断の後にこころの傷をいやす方法をご紹介しますので、ぜひ利用してみてくださいね。このストレス診断チェックは、DSM-IV-TRの診断基準を参考に作成されています。

DSM-IV-TRは、アメリカ精神医学会が定めた精神障害に関わる診断基準のことです。「DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引き」という本の中で、この診断基準が利用されるようになった経緯がくわしく紹介されています。

こちらはあくまで簡易版ですが、さっそくテストを始めてみましょう。

過去の衝撃的な出来事が強いストレスになって、うつを引き起こすこともあります。次のふたつの項目の両方、もしくはどちらか一方にあてはまることがあれば、診断を続けてみましょう。

最近1週間の症状から判断してください。

  1. 危うく死にそうになりましたか?または重傷を負うような出来事(戦争・暴力・事故・火事・山火事・地震・洪水・台風・いじめ・虐待・DV・体罰・性的暴行・パワハラ・モラハラ)などを経験して、強い恐怖感や無力感を感じたことがありましたか?
  2. 他人の命が奪われるような危険な場面を目撃したりして、恐怖感や無気力感を感じたことがありましたか?
  • 質問1
    そのことを思い出すと、その時の気持ちがよみがえりますか?
  • 質問2
    眠っていても途中で目がさめることがありますか?
  • 質問3
    他のことをしていても、そのことが頭からはなれないということはありますか?
  • 質問4
    イライラや怒りをかんじますか?
  • 質問5
    それを考えている時、嫌な感情をかき消そうとしますか?
  • 質問6
    考えたくなくても、そのことを考えてしまいますか?
  • 質問7
    それは現実におきたことではないと感じますか?
  • 質問8
    そのことを思い出すようなことには近寄らないようにしていますか?
  • 質問9
    そのことが脳裏に画像のようによみがえってくることがありますか?
  • 質問10
    神経が過敏になっていて、ちょっとしたことでもギクリとすることがありますか?
  • 質問11
    できるだけ、そのことは考えないようにしていますか?
  • 質問12
    今でもいろいろな気持ちがあるが、できるだけ触れないようにしていますか?
  • 質問13
    そのことについて、感覚がマヒしたように感じますか?
  • 質問14
    その時に戻ったように感じたり、ふるまったりしてしまいますか?
  • 質問15
    なかなか、眠れないということはありますか?
  • 質問16
    そのことについて、つよい感情が波のようにおしよせることはありますか?
  • 質問17
    その思い出を忘れようと努力していますか?
  • 質問18
    物事に集中できますか?
  • 質問19
    そのことを思い出すと、汗ばんだり、息苦しくなったり、ムカムカしたり、ドキドキしたりしますか?
  • 質問20
    それが夢にでてくることがありますか?
  • 質問21
    警戒して、用心ぶかくなったような気がしますか?
  • 質問22
    できるだけそれについて、話さないようにしていますか?
自己診断する

こころの癒し方

心心をいやすには、好きなことに目を向けてください。好きな食べ物を食べてみるでもいいですし、好きな音楽を聴くのもいい方法です。心が落ち着く絵や写真をみるのもとても効果的です。

あなたが嫌な気分にならないことを探してください。楽しいと感じる事があれば、その瞬間は嫌な気分にはならないはずです。ですので、できるだけ楽しいこと、嬉しいことを見つけてください。

五感を利用して心をコントロールする

こころは簡単にコントロールできます。あなたが見るもの、聞くこと、嗅ぐ匂い、食べるもの、肌で感じること、五感をとおして受け取ることで気分は一瞬に変ってしまうのです。

想像してください。美しいものを見ていると、心が自然に癒されませんか。気分が良くなる言葉を聞いたり、または読んだりしていると、心が安らぎませんか。嗅ぐ匂いや食べるものもそうです。悪臭が漂うような所にいるなら、それだけで嫌な気分になってきます。また、何かを食べて美味しいと感じるなら、その瞬間に喜びを感じるはずです。

トラウマを解消するには、その状況を考えない環境を意識してつくることです。また、どのように頑張っても、過去を変えるのは出来ないことを受け入れて下さい。嫌なことにこだわる必要など全くないのです。

心に傷があっても変えられることがあります。それは、そのことに対する考え方と未来です。過去にとらわれるあまり、現在や将来を台無しにすることはありません。

どうしても、過去にとらわれてしまうなら、ぜひ認知行動療法を利用してください。認知行動療法は考え方を自動的に変えていく方法のひとつです。カウンセラーなどから受けることもできます。また、本やコンピュータプログラムを利用することも出来ます。

根気よく繰り返さなければなりませんが、心のメインテナンスになるはずです。あなたは心を癒して、すこしでも気持ちを楽にして下さい。

また、PTSDに関する詳しい調査結果は、下記リンクをご利用ください。

 参考資料:Impact of Event Scale-Revised

 参考論文:阪神・淡路大震災を経験した兵庫県の公立小学校の教職員5,522名を対象にしたPTSDの調査

自分でうつを治す方法