2016-1-17(2016-1-18更新)

新しい認知療法の紹介 デビッド・D・バーンズ博士が推薦するうつの治療法

認知療法の考案者アーロン・T・ベック博士が推薦するうつの治療本があります。デビッド・D・バーンズ博士が書いた自分でおこなう認知行動療法の本です。バーンズ博士もベック博士と同じように、世界中のうつ病に苦しむ人たちから支持されています。

バーンズ博士がうつの治療に認知行動療法をすすめるようになった経緯をまとめてみました。

  • デビッド・D・バーンズ
  • うつの治療になる本の紹介

デビッド・D・バーンズ

デビッド・D・バーンズ博士は認知行動療法研究のパイオニアとして知られています。

1973年、フィラデルフィア退役軍人病院で、うつ病の新しい科学的データを集める仕事を始めました。

化学物質が脳や感情にどのような影響を与えるかを調べる研究です。この研究が認められ、1975年、生物学的精神医学会からベネット賞を受賞します。努力が認められた「仕事上の最高の名誉だと」いいます。

しかし、ある患者との出会いにより、うつ病の治療法に疑問をもつようになります。その患者とは、十年以上も重度のうつに苦しむフレッドという名前の退役軍人でした。

フレッドは死ぬことばかりいつも考えていました。そこで病院は、いろいろな抗うつ薬の治療法を施し、また、考えられる治療法はすべて試しました。

何を試しても、その効果が見られることはなく、最終的には電気ショック治療を施すことになります。当時、電気ショック治療を行うのは、すべての治療法で効果がなかったときの対処法でした。

しかし、その治療を行った後でも、やはり、フレッドに治療の効果は全く見られませんでした。バーンズ博士はこの経験から、もっと効果のある治療法が必要だと考えるようになります。

その後、ペンシルバニア大学の精神科ポール・ブランディア教授の紹介で、アーロン・T・ベック博士のもとで研修を受けはじめます。

ベック博士の理論と治療法はシンプルかつ簡単なもので、初めは疑っていたといいます。

ベック博士の理論

  • 憂鬱になったり不安になると、悲観的に考え、自分を傷つけるような行動をとる。
  • 簡単な方法により、思い込みや勘違いを変えることができる。
  • 症状が治れば、自信や気力が回復する。
  • 簡単な方法で短期間に回復が見込める。

しかし、実験をくりかえし、その治療効果を目の当たりにして、この治療法の効果に確信をもつようになります。

本の紹介

アマゾンで紹介されているデビッド・D・バーンズ博士の本です。

デビット・D・バーンズ 略歴
アミヘルスト大学を次席で卒業後、スタンフォード大学で医師の資格を取得。その後、ハーバード医科大学客員研究員を務め、ペンシルバニア大学で精神療法と薬物療法を教えるかたわら世界各国で学会講演をおこなう。

自分でうつを治す方法